性格統計学

子どもが発達障害かも?と思ったとき、知っていてほしいこと

子どもが発達障害かも?と思ったとき、知っていてほしいこと
おうる
おうる
こんにちは。
おうるです。

タイプの違いを知れば、しんどい子育てがラクになる!という「性格統計学」をもとにしてカウンセリングをしています。

学校で困った行動が多いと先生に言われた。
もしかして子どもが発達障害かも…。

どうしよう。
ちょっと育てにくいとは思っていたけれど、発達検査では何も言われなかったし、小学校も普通級に入れたし、なんとかやれてる。
先生には心配されてるけど、病院に行くよう勧められたりもしてないし、だから大丈夫だよね…。

そんな不安な気持ちを抱えていませんか?

今回は、子どもが発達障害であってもなくても、子どもの本来の性格がわかると子どもの困った行動は減る、という話をしたいと思います。

  • 子どもの困った行動が多くて「もしかして発達障害かも…」と悩んでいる方
  • 病院に受診しようかずっと迷っている方
  • 病院の予約はしたけど待ち時間が長くて不安いっぱい!という方

子どもの困った行動は本当に困った行動なのか?

子育てでは、きっとほとんどの方が自分を基準で考えていると思います。

「自分だったら~しない。」
「自分の子どもの頃は、~だった。」
「この子はこのままだったら将来困るに違いない。」

でも、もしかしたら、あなたには困った行動に見えることでも、別の人から見ると困った行動ではないかもしれません。

自分と子どもの性格タイプの違いによって、子どもの行動が困った行動に見えているだけかもしれないのです。

性格統計学で性格タイプを見る

どうしてこんなことを言うかというと、今、私が勉強をしている「性格統計学」の講座で 「同じ言葉・出来事でも性格タイプによって受け取り方が全く違う」という事実を目の当たりにしているからです。

「性格統計学」とは、株式会社ジェイバン代表の稲場真由美先生が16年間のべ12万人の統計データを解析し、人間関係がうまくいくコミュニケーション法を体系化したメソッドです。

性格統計学4つの価値観タイプの相関図
引用:ジェイバン公式HP

性格統計学では、人の性格をビジョンタイプロジカルタイプピース・フレキシブルタイプピース・プランニングタイプの4タイプに分けます。

このタイプが違うと、同じ言葉・出来事でも全く異なる反応になるのです。

「人によって受け止め方が違うのは当たり前じゃん!」
「だから何?」

と思われる方、いらっしゃると思うので、事例をもとに見ていきたいと思います。

褒め言葉の例

まず、「子どもを褒める言葉」の例です。
例えば、子どもが工作で作品を作った時、あなたはどういう声かけをしますか?

「すご~い!!上手!!」
「素敵ね、見せてくれてありがとう〜。」
「ここは赤色できれいに塗っているね。」

これら全て褒め言葉です。
でも、どの言葉が響くかは性格タイプによって違います。

相手の性格のタイプに合った言葉がけだと、褒め言葉としてちゃんと受け取ってもらえますが、性格タイプに合っていない言葉がけだと、褒めているのに褒め言葉として受け取ってもらえません。
むしろ、不快に感じることもあるのです。

つまり、自分が言われて嬉しい褒め言葉が、相手も嬉しいとは限らないということです。

あなたはどの褒め言葉がうれしいでしょうか?

私の場合、どの褒め言葉がうれしいか、正直、初めは自分の感情を客観的に見ることができず、この「響く褒め言葉」についてすぐに理解できませんでした。

でも、すぐ子どもが教えてくれました。

実は、性格統計学の勉強をする前のこと、息子に「ママに褒められたことがない」と言われたことがあります。
私としては普段から褒めていると思っていたので、その時はとても驚きました。

しかし、この褒め方の話を学んだ後、息子の性格タイプにあった褒め方をしてみると、すごくご機嫌になるし「もっと褒めて!」とアピールしてくれるようになったのです。

心底納得しました。

子どもの困った行動を性格タイプ別に見た例

次は、「子どもの困った行動が、性格タイプ別にどう見えるか」の例です。

例えば、
赤ちゃん連れの友達家族と一緒に回転寿司に行くことになりました。
あなたはあなたの子どもに「これからお友達家族と一緒に回転寿司に行こう!」と誘うと、子どもは大喜び。
さっそく一緒に出かけました。
でも着いてみると、1時間待ち。 赤ちゃん連れで、1時間も待つのは大変です。
そこであなたはと友達は相談し、すぐ入れる隣にあるファミレスに行くことにしました。
「回転寿司はまた今度にして、今日はファミレスに行こう!」
と子どもにいいます。
すると子どもは「回転寿司でないと嫌だ!!」と大泣きし始めました。

あなたは子どもに対してどう思うでしょうか?

  • 融通がきかない頑固な子
  • 赤ちゃんが一緒なんだから、自分の主張ばかり言わないで合わせてほしい。人の迷惑を考えられない困った子
  • 回転寿司に行こうと言って出かけたのだから、予定変更したら泣くのも当然だよね

見る人の性格タイプによって、同じ子どもの様子でもこれだけ見方があります。
果たして今回の子どもの行動は、本当に困った行動なのでしょうか。

この例の場合、子どもはおそらく納得型のロジカルタイプの子です。
回転寿司に行くつもりでいたのに、途中で計画変更されたことに適応できず、泣いてしまったと考えられます。

「計画変更が苦手」という特徴を理解していれば、事前に「回転寿司が混んでいたら、隣のファミレスに行くかも」と話しておくだけで、子どもは泣かずにすんだかもしれません。

子どもと自分の性格タイプを知ることのメリット3つ

子どもと自分の性格タイプを知ると、お互いの違いがわかるため、子どもの様子を受け入れやすくなります。

これは発達障害があってもなくても、です。

子どもと自分の性格タイプを知ることのメリットは3つあります。

  • イライラガミガミが少なくなる
  • 子どもを褒めたくなる
  • ネガティブな考えにならずにすむ

イライラガミガミが少なくなる

子どもの性格タイプがわかっていると、子どものいいところを大切にすることができます。
また、自分の性格タイプもわかると、子どもとの違いがわかるので子どもを尊重することができます。

例えば、納得型のロジカルタイプの子の場合「自分が決めたことをやり遂げる」特徴があります。

それを知っていると「自分で決めさせてあげればいい」とわかるので、子どもが決めたことをやり遂げるまで、信じて見守ればいいのです。

もし、今までイライラガミガミ言っていた場合は、初めは信じて見守ることが難しいかもしれません。
でも、子どもは自分のペースでやり遂げたいと思っているので、そのペースは乱さない方がうまく行くことが多いのです。

見守ることができるようになると、イライラガミガミは自然と少なくなります。
イライラガミガミが減ると、子どもの困った行動も自然と少なくなっていきます。

子どもを褒めたくなる

子どもの性格タイプがわかっていると、子どものいいところやがんばっている所がたくさん見えるようになるので褒めたくなります。

例えば、納得型のロジカルタイプの子の場合「自分が決めたらコツコツやれる」とわかっていると、コツコツがんばっている姿がよく目に入ってくるので、たくさん褒めたくなります。

また、「計画変更が苦手」とわかっていると、計画変更をしてもパニックにならずがんばっている時には、がんばりポイントが良くわかるのでしっかり褒めることができます。

子どもをたくさん褒めていると、子どもの困った行動も自然と少なくなっていきます。

ネガティブな考えにならずにすむ

子どもの性格タイプがわかっていると、子どもの行動に見通しが持て、どうすればいいのかわかるので「また癇癪を起こされた…。」とネガティブな考えにならずにすみます。

例えば、納得型のロジカルタイプの子の場合、「計画変更が苦手」とわかっていると、事前に分かる計画が変更の可能性について具体的に説明し、計画変更があっても子どもがパニックにならない工夫ができます。

子どもの成功体験が増えると、子どもの困った行動も自然と少なくなっていきます。

さいごに

子どもが発達障害であってもなくても、子どもの本来の性格がわかると子どもの困った行動は減ると思います。

ありのままを受け入れるって本当大事。

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